「憶える」とは、
よく言われるような丸暗記とは違います。
この丸暗記も人によって意味が異なり、
誤解が生じやすいのですが、
多くの場合、悪い意味で用いられているように感じます。
意味の分からないものを
暗号のようなものとして
頭に詰め込むような感じでしょうか。
理解が伴っていないから、
丸暗記をやってはダメだとよく言われるのでしょう。
ここで、私が言っている「憶える」ということですが、
このような丸暗記ではありません。
理解のひとつは想像できるということです。
これにつながることとして、
「実物を見る」ということを
重要視しています。
「憶える」というのは、第一段階として、
まず、物を見、
次に、その物に音としての言葉を付ける、
ということです。
文字ではなく、音です。
小さな子供に言葉を教えることを想像してみてください。
いきなり文字を見せたりはしないでしょう。
実物、もしなければ写真や絵などを見せ、
「これは○○よ」
などと言いながら、言葉を教えるでしょう。
「憶える」というのは、
これと同じステップを踏むことが効果的なのです。
本を開き、
文章を見、
その文字を憶えようとしてはいけません。
文字ではなく、
実物が憶える対象です。
憶える対象物を見ながら、その物を表す音を繰り返し発してみましょう。
物を見ただけで音が思い出せるようになったら、
その物に、音としての言葉が付いたということです。
その後に、音に文字をつなげますが、これはずっと後です。
このようにすれば記憶力は上げられます。
表面的なテクニックではなく、本物の記憶法です。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
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