前回、
「子供が勉強したくなるとっておきの方法」として、
「会話で勉強」というものを提案させていただきました。
今回は実践編です。
では、早速参りましょう。
あなたは、お子様から、学校の話をどのくらい聴いていますか?
友達のこと、
先生のこと、
行事のこと、
給食のこと、
勉強のこと・・・。
楽しそうに話してくれますか?
ほとんどの場合、喜んで話してくれますよね?
そして、親であるあなたは、それを聴いているはずですね。
これがそのまま勉強になります。
勉強というよりも、脳のトレーニングといった方がいいでしょうか。
思い出すこと、言葉にすること、整理してストーリーを作ること、
どれも、学校の成績やテストの点数のような、
いわゆる「学力」ではなく、
それ以上に大切で基礎となる「脳力」を向上させることになります。
「脳力」が向上すれば、「学力」もついてきますね。
できる限りお子様の話を聴いて、「脳力」をアップさせましょう。
長期的に考えれば、「脳力」はもちろん大切ですが、
それまで待つというわけにもいかないので、
もっと短期間に「学力」を上げるために、
こういうのはいかがでしょうか?
すでに実践しているかもしれませんが、
勉強の話について、より深く聴いてみるといいですよね。
例えば、
「今日、算数、どんなこと習った?」
こんな質問から始まるでしょうか。
「割り算の筆算習ったよ!」と応えたら、
「へー、どうやってやるの?お母さんにも教えて」と、
子供から教えてもらうというスタンスもいいですよね。
思い出させるということが大事です。
そして、できていたら、もちろん思いっきり褒めてあげましょう。
できていて当たり前のことでも褒めるのが鉄則ですね。
どんどんやる気が加速しますから。
逆に忘れているような場合でも、これはこれでチャンスですね。
子供は「どうやるんだっけな」と言いながら、
教科書やノートを持ち出して調べ始めるかもしれません。
そこまでしなかったとしても、一緒に調べることができますね。
調べて思い出せたのなら、これでもオッケーです。
調べることができたことを褒めてあげましょう。
子供がノッてきたら、そのまま問題を出してやるもよし、
宿題があれば、宿題をやらせるもよし、です。
個人差がありますし、状況も様々ですから、
必ず上手くいくということはないでしょう。
しかし、少なくとも思い出そうと努力はするでしょうから、
全く意味がないということはないでしょう。
また、会話がスムーズに進むように、
子供がどんなことを勉強しているのかを
私達親が予め知っておくことも大切です。
親の予習も必要ということですね。
とにかく、記憶したことを思い出すという作業をすれば、
その記憶はより定着しやすくなります。
また、この作業を習慣にすれば、ますます忘れにくくなります。
「記憶したことを思い出す」つまり、インプットとアウトプットです。
これも復習の基礎ですね。
そして、目前の「学力」だけではなく、
ベースとなる「脳力」の向上も意識してみましょう。
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