『学習ガイドライン』
4.教材(3)
「問題集」
今回は「問題集」の位置づけです。
「教科書」は、
「調べる」、「まねする」、「覚える」際の
メインとなる教材であり、
「ノート」は、
そのサブ的な教材という位置づけで
話を進めてきました。
では、「問題集」はというと、
「覚えたことを思い出せるか確かめる」時の
中心的教材という位置づけです。
家庭学習は、この思い出す作業が多くなりますので、
必然的に「問題集」を使う時間も多くなります。
中には思い出せないものも出てきますが、
それをそのままにすることなく、
「できないをできるに変える」ために
繰り返し問題を解くことが大事だということでしたね。
人は、覚えたことを忘れていきますが、
忘れても、また覚えればいいのです。
繰り返し覚えましょう。
一度覚えたものについては、
二度目、三度目では、
覚え直すことが容易になっているはずですから、
時間も一度目ほどにはかかりません。
そして、これによって忘れにくくなっていきます。
また、覚えているうちに繰り返し思い出しましょう。
何度も思い出していると、
思い出すまでにかかる時間が短くなっていきます。
忘れるからテスト直前に一回だけやるというのは、
効果的ではありません。
忘れにくくするために、思い出しやすくするために、
繰り返すことです。
「問題集」はこのための道具です。
次は、「テスト」についてです。
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