6.目的・目標・計画(2) – 教え方、接し方の詳細-「勉強方法を学ぶ」とは – 家庭教師(富山県富山市、立山町、上市町、舟橋村)-ホシバ教育相談所

『学習ガイドライン』

6.目的・目標・計画(2)
 「目標」

欲求に基づく目的が出たなら、
次はそこに向かって歩を進めるわけですが、
実際には、進むことに躊躇してしまうことも
あるのではないでしょうか。

それは、次の2つが原因かもしれません。

 ・目指すところが遠すぎる

 ・具体的に何をすればいいかわからない

逆に、これらを解決すれば、
行動することが容易になるということですね。

今回は、2つの原因のうち、
目指すところが遠すぎる
場合についてお話しします。

目指すところ、すなわち目標となるところが、
現在の自分と離れすぎていると、
そのあまりの遠さに挫けてしまうことがありますよね。

そんな時は、スモールステップ(小目標)を設定しましょう。
少しがんばれば達成できそうな目標です。

また、この時、具体的な数字で設定することで、
目指すところが明確になります。

さらに、目標には期限を設けることも有効です。

例えば、
最近のテストで、英語が40点だった子が、
「英語の点を良くしたい(欲求)」ということを思っているとします。

しかし、「単に英語の点を良くするために(目的)」行動をするのは、
目指すところが不明確なので難しいですね。
もし、スタートできても
途中でやめることになる可能性が高いでしょう。

そこで、目指すところを「70点」としたとします。

そして、次にスモールステップです。

まずは、「次のテストで50点」とし、
これが達成できたら、さらに次は60点、
もしくは調子が出てきたのなら、すぐ70点にしてもいいですね。

このように、スモールステップを設定すれば、
比較的近い目標なので、達成できる気がしますし、
一度達成できれば、それが自信につながり、
ますます次の目標が達成しやすくなります。

このようにして、
少しずつ遠い目的地を目指していくといいでしょう。

ここで、気をつけなければいけないのは、
子供自身の欲求を大切にするということです。

現在とかけ離れたことを言ったとしても、
嘲笑したり、それは無理だ、などと言わない方が良いでしょう。

自分自身の欲求に基づく目的は、
他人から与えられる目的とは比べ物にならないほど強く、
何より尊いものですから。

私達大人は、子供達に、できないと否定するのではなく、
できる方法を共に考える存在でありたいと思いませんか?

次回は、
具体的に何をすればいいかわからない
場合の解決方法についてお話しします。




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