解らない理由は、
「覚えていない」、ただそれだけです。
では、一体何を「覚えていない」のか。
それは、
用語の定義であったり、
ルールであったり、
ルールの使い方であったり、
公式にある文字が指しているものであったり、
よく使っているはずの単語の意味であることもあります。
全てがこれに当てはまるわけではないですが、
ほとんどの「解らない」は、
「覚えていない」と置き換えられるものだと思います。
漠然と「解らない」と言っている子供は、
このことに気付いていません。
そして、
「自分は頭が悪いからだ」
「バカだからしょうがない」
などという結論になったりします。
一方、覚えていないことが原因だと気付ける子供は、
自分を卑下することなく、
問題の原因を取り除くための行動をとることができます。
そして、解らなかったものが解るようになれば、
問題を解決した喜び、達成感を味わうことができます。
この両者で、やる気に大きな差が生まれるのは明白でしょう。
解らない原因は、
自分自身にあるのではなく、
単に覚えていないものがあるだけ。
このように認識するだけで、
精神的にも安定しますし、
どのように行動すればいいかがはっきりするので、
問題の解決がスムーズになり、
それがやる気へとつながります。
コメント