3.効果的な家庭学習(2) – 教え方、接し方の詳細-「勉強方法を学ぶ」とは – 家庭教師(富山県富山市、立山町、上市町、舟橋村)-ホシバ教育相談所

『学習ガイドライン』

3.効果的な家庭学習(2)
 「違いをはっきりさせる」

今回は、間違えてしまった問題の後処理
についてです。

問題を解き、答え合わせが終わったら、
家庭学習の基礎の通り、「調べる」ことですね。

まずは、解答・解説をじっくり読み、
また、必要に応じて、教科書やノート、辞書なども利用して、
自分の答えと正答との「違いをはっきりさせる」ようにします。

違いがはっきり分かれば、後は正しいものを覚えるだけです。

ここで、この「違いをはっきりさせる」ことについて、
少し詳しく述べたいと思います。

具体的には、
数学であれば、計算過程のどの部分が違っているのか、
英語であれば、単語のミスなのか、語順なのか、
理科であれば、考え方やイメージの勘違いなのか、など
できるだけ細かく見てみます。

そのために、ノートには答えだけではなく、
いろいろと思考段階のメモや途中式などを残していくことを
勧めています。

中学生は、嫌がることが多いのですが、
私は、この習慣が大切だと考えています。

この「違いをはっきりさせる」作業は、
すなわち「自分で気付く」作業になります
(『指導理念』参照)。

人が成長するためには、
 ・自分の現状を知り、
 ・自分の目的に沿った目標を決め、
 ・その目標を達成するための行動を継続する
ことが重要だと考えます。

「気付き」がスタートです。

「気付き」は変化の始まりです。

もちろん他者による気付きが必要になることもあるでしょうが、
他人からの言葉は素直に受け入れがたいということもあります。

以上のようなことから、私は、
子供達が、できるだけ「自分で気付く」ようになってもらいたい
と思っています。

家庭学習に話を戻しますが、
一度間違えて覚えたものを覚え直すのは、
非常に難しいものです。

しかし、比較し、「違いをはっきりさせる」ことで、
覚え直す準備が整います。

後の2回は、
覚え直し、その記憶を定着させることについて書いていきます。




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