3.効果的な家庭学習(3) – 教え方、接し方の詳細-「勉強方法を学ぶ」とは – 家庭教師(富山県富山市、立山町、上市町、舟橋村)-ホシバ教育相談所

『学習ガイドライン』

3.効果的な家庭学習(3)
 「その日のうちにやり直す」

前回、「違いをはっきりさせる」ことで覚え直す準備をする
というところまでお話しましたね。

今回はその続きで、
覚え直し、その記憶を定着させることについてです。

家庭学習の基礎で言うところの
「調べる」は済んでいますので、
後は、「まねする」、「覚える」 、
「覚えたことを思い出せるか確かめる」ですね。

間違って覚えていたことや、勘違いしていたことも、
「違いをはっきりさせる」ことで理解が深まり、
覚えやすくなっているはずです。

似ているものは、
違うところを比較すると、よく解りますよね?
これと同じです。

この時に大事なのは、
「覚える」作業で終わらせないようにすることでしたね。

「覚えたことを思い出せるか確かめる」まで、
つまり「できる」ことを確認するまでが
一連の作業になりますので、
必ずここまで通します。

これについては、家庭学習の基礎でお話した通りですが、
間違えた問題をやり直す際には、
もうひとつポイントがあります。

このポイントが、「その日のうちにやり直す」です。
問題を解いて、答え合わせをし、
「調べる」、「違いをはっきりさせる」ができたら、
「覚えたことを思い出せるか確かめる」までを
同じ日に行います。

よく「鉄は熱いうちに打て」と言ったりもしますが、
まさにこれですね。

せっかくの「気付き」も、
時間が経てばその感動が薄れていってしまいます。

もし、やり直しても「できる」まで進まなかったら、
再度同じことを繰り返します。

必ず「できる」を確認して終わることです。

間違って記憶していたものを覚え直すのは、
ただでさえ難しいのです。

これが、日をまたいでしまうと、
正しい記憶もあいまいになり、
別の日に改めてやってみると、
結局同じ間違いをしてしまったりすることも
あるかと思います。

そうなると、学習する時間が、
必要以上に多くなってしまうこともあるでしょう。

その日のうちに「できる」ところまで進めておくことが、
結局、学習時間を短縮することになるんですね。

それでは、次回は効果的な家庭学習のラストです。
さらに、記憶を定着させることについて
お話させていただきます。




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