学習意欲を湧かせるにはどうしたらいいか、
ということに目を向けがちになってはいませんか?
しかし、
実は、「学習意欲を削がない」ように気をつければいいだけ、
ということも少なくないですね。
この「学習意欲を削がない」ということに着目してみます。
「親が気をつけること」の第3回は、
「できていないところを責めないようにしましょう」
ということです。
つい、このようなことを言ってはいませんか?
「どうしてこんなのもできないの!」
「これだけ言ってるのに、なんで分からないんだ!」
そういう気持ちになるのもよく分かります。
私も、そんな感情が湧くことがあります。
でも、子供を成長させるという目的があるので、
それを言葉にすることはありません。
「どうして」、「なんで」という言葉は、
通常、理由をたずねるときに使うのですが、
この場合は、そうではないでしょう。
「どうして」、「なんで」という言葉を使いながらも、
理由を聴こうとはしていませんね。
「できるようになって当然なのに」
「できないのはお前が悪い」
「お前は無能だ」
このような意味合いのメッセージではないですか?
少なくとも、子供にはそのように伝わっています。
これでは、子供が無能感や劣等感を強めてしまいます。
その結果、意欲もなくなりますね。
できるかできないかという能力に関しては、
周りがいくら責めても、
親が何を言っても、
変わるものではありません。
子供の能力に変化を起こすために必要なことは、
子供自身が行動することのみです。
子供が行動しやすい環境を
私達親が用意してあげましょう。
子供にとって行動しやすい環境とは、何でしょうか?
それは、親からの応援があることです。
親の応援こそが、子供の行動からためらいを取り除きます。
その行動に間違いがないことを感じるためです。
子供の能力向上のために、
責めるのはやめて、応援しましょう。
コメント