アクティブラーニングをわかりやすく。周辺的な方法ではなくコアを意識

プロ家庭教師の指導方法-学び方を学習していけるように

文部科学省の定義では、
アクティブラーニングは以下のようになっています。

「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、
学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称」

 
また、その目的、狙いは次のように定められています。

「認知的、倫理的、社会的能力、
教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る」

 
そして、具体的な方法として、
「発見学習や問題解決学習、体験学習、調査学習、
グループディスカッション、ディベート、グループワーク」
といったものが挙げられています。

 
簡単に言えば、アクティブラーニングとは、
「学習する人が自ら動いて、学び、習得する」
そのような学習方法のことでしょう。

つまり、極論的かもしれませんが、
そもそも授業という形態が不要、
すなわち、自学自習を良しとする

ということではないかと思うのです。

 
そして、文部科学省の言う上記のような方法は、
周辺のことを言っているにすぎず、
コア部分が抜けているように感じます。

 
自学自習のために、
まず学習者がやらなければいけないのは、
自分で憶えるということではないでしょうか。

憶えるためには、
「思い出す」、「想像する」という
能動的(アクティブ)な行動が効果的
なのですが、
これらの行動は受け身では決してできません。

他者から同じことを何度も話してもらったり、
憶えているかどうかを確認してもらったり、
憶えていなければ、「これをやりなさい」と指示を受けたり、
といったように、
他者が主導で、学習者が受け身となるような憶え方では、
なかなか憶えられないでしょう。

「思い出す」、「想像する」という能動的な行動を通して、
まずは、憶えるということをひとりでできるようにすることが、
アクティブラーニングの基礎となるはずです。

 
また、憶えた後は、それらについて、
「発見学習や問題解決学習、体験学習、調査学習、
グループディスカッション、ディベート、グループワーク」へと
広げていくことは可能です。

しかし、憶えてもいないことについては、
いずれも難しいことのように感じます。

 
まとめると、
自分で憶えるということから、
自学自習、すなわちアクティブラーニングが始まるものだということです。

 
最後までお読みくださり、ありがとうございます。

 


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