勉強の仕方、方法というものは、
その人の現在の状態、学力、
また、夢や願望、そして、そこから生じる目的や目標によって
全く異なるものになります。
1週間前の小テストでひどい点を取り、
「翌日行われる再テストで、
10点満点中8点をとらなければ、
たくさんの課題が出される」
という約束になっており、
なんとかこれを達成したいと思っている人。
定期テストで、これまでは50点くらいとっているが、
次は60点を超えたいと思っている人。
高校受験を控え、入試で合格点を取りたいと思っているが、
最近の模試では20点近く足りていない人。
テストに限ってみても、現状や目標は様々です。
しかし、近年では、
現状ではやるべきでないレベルの高い勉強方法も、
ネットで検索したりすることで簡単に手に入ってしまいます。
これらの勉強の仕方は、
目的に沿っているかもしれませんが、
目標としては大きすぎるのです。
例えば、
中学校の定期テストで平均点辺りの人にとって、
東大に合格した人の勉強の仕方は、
レベルが高すぎます。
いくら東大に入りたいと思っていても、
今、とるべき勉強方法ではありません。
このようなレベルの高い勉強方法をやろうとした場合、
必要な段階を踏んでいないので、
その方法で上手くやれるわけもなく、
挫折していくことになります。
成長していく楽しさや可能性を
体で経験する前にです。
今の状況を把握し、
目的に沿った上で、
段階を踏んだ目標を設定し、
これをひとつひとつ達成していく、
これが大切です。
現状とのギャップが大きい勉強の仕方は、
今においては効果的ではないのです。
今の状態から、少しだけ上を目指す、
そういう目標を立てます。
勉強の仕方が分からなくなってしまう原因は、
今のレベルとかけ離れた難しい勉強の仕方をやろうとしていること、
と言えます。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
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