5.学校の授業 – 教え方、接し方の詳細-「勉強方法を学ぶ」とは – 家庭教師(富山県富山市、立山町、上市町、舟橋村)-ホシバ教育相談所

『学習ガイドライン』

5.学校の授業
 「復習と予習」

5章に入りました。

本章では、
学校の授業における復習と予習について考えます。

『1.家庭学習の重要性』で、
学習には2つの段階があり、
「できる」ようになるためには、
第二段階の学習、すなわち練習が必要だとお話ししました。

しかし、当然のことながら、
まず「知る」という第一段階の学習もまた重要でしょう。

大抵の場合、これは学校の授業です。

この学校の授業をおろそかにしていたのでは、
練習するのも困難でしょうし、
なんとかなったとしても、
相当の時間と労力を要することは明白です。

そのため、できうる限り、
授業で第一段階の学習を終わらせておくことが大切となります。

そこで、登場するのが、
復習や予習ですが、
復習は練習することですから、
前章までのことも当然含まれますが、
実際問題として、授業の進行に合わせて行うことは不可能でしょう。

なぜなら、「できる」までやろうとすると、
数日、もしかしたら数週間かかることもあるかもしれませんから。

そうなると、毎日行われる授業にはついていけません。

つまり、「できる」までやる通常の練習の他に、
短時間で済ませることのできる簡単な復習があるといいですね。

ここで、この短時間復習の目的を考えてみましょう。

授業には、流れがありますので、
ほとんどの場合、前に習ったものをその次でも使うことになります。

しかし、日をまたいだりすると忘れてしまう可能性が高くなります。
ここが問題なのです。

つまり、前回の授業の内容を思い出しておけば、
その次の授業が理解しやすいということです。

また、よく分からないものがあれば、
もう一度その部分の説明を聴こうという意識にもなるでしょう。

この「次の授業を理解しやすくするため」
というのが、短時間復習の目的です。
「できる」まででなくても、思い出しておけば理解は容易になるはずです。

この結果、第一段階の学習をほとんど学校で終わらせることになり、
第二段階すなわち家庭学習にかける時間が減らせるのです。

また、予習を軽く行ってから授業を受けるのも、
同じ意味で効果的ですね。

予習は、知りたいポイントを予め意識しておくことで、
目的・目標を設定することになり、
積極的・意欲的に授業を受けることにつながり、
理解は容易になるでしょう。




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