1.家庭学習の重要性(2) – 教え方、接し方の詳細-「勉強方法を学ぶ」とは – 家庭教師(富山県富山市、立山町、上市町、舟橋村)-ホシバ教育相談所

引き続き、『学習ガイドライン』
についてご覧ください。

1.家庭学習の重要性(2)
 「知っている・解る・できる」

これは、子供達が、今どの状態にいるのかを判断し、
前回の『学習の段階』
と合わせて、
今何をすれば良いのかを考えるために使います。

「知っている」とは、授業で聞いたとか、
教科書に書いてあったとかという
なんとなく記憶に残っている、といった状態で、
これは第一段階の学習です。

記憶になんとなく残っているだけで、
覚えたとは言えません。

もちろん使える状態ではないため、テストでは、
全く思い出せないか、
思い出せたとしても、自分の書いた答えに自信が持てなかったり、
ほとんど勘で答えることになります。

次に、「解る」というのは、
授業中に教師が説明したのを聞いたり、
自分で問題の解説を読んだりしている時に、
なるほど、そういうことか!と納得する状態です。

これは、第二段階の学習をしています。

「知っている」だけよりは、ずいぶんと進歩しているのですが、
実は、この状態に危険が潜んでいるのです。

解った時というのは、本当に嬉しいもので、
子供は、この状態で十分だと勘違いを起こしやすいのです。

ここで学習を止めてしまった子供が発する言葉が、
「ケアレスミスで・・・」、
「解っていたのに・・・」、
「何でこんなつまらないミスをしたんだろう?」
というものです。

しかし、これらの言葉は真実ではありません。
なぜなら、間違えるべくして間違えたのですから。

つまり、肝心なことをやっていないのです。

その肝心なことというのが、
最後の「できる」にまで進めるということです。

上手い説明を聞いたり、
詳しい解説を見ながらであれば解ります。
しかし、テストではそれらはないのです、全く。

つまり、何もないところから、
その答えを導き出せなければ、テストでは書けないのです。

自力で正解を導き出せること、
はっきりした根拠があり、自分の答えに自信が伴っていること、
それが「できる」状態であり、
ある程度習得したと言える段階です。

結局、テストまでに多くのことを、
この「できる」状態に持っていけた子供が、
高得点を叩き出せるのです。

「解る」と「できる」の違いに自ら気付き、
「できる」状態まで進めることを自ら選択し、行動することが、
独学でテストの点数を上げるポイントであり、
これができれば大幅な成績アップも期待できます。

そして、これこそが、主体性・能動性の向上の結果なのです。

目指すのは、子供が一人で勉強できるようになることです。




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