「親が気をつけること」の第2回です。
それは、「すぐに説明・解説しないようにしましょう」
ということです。
これは親だけでなく、
指導する役割を持つ人、全てに当てはまります。
詳しい説明は、
導入部分、つまり初めて「知る」時には必要でしょうが、
これは、学校の授業で十分でしょう。
そうであれば、学校の授業の後は、
本人の練習によって、
知識が使えるものになるよう習得することが肝要なのです。
練習なくして「できる」ようにはなりません。
教えられることで、できるようになるのではなく、
子供本人が「行動」することで、できることが増えるのです。
練習を繰り返す中で、
子供は、自身の力で理解し、覚えていくことができます。
なかなか覚えられないのなら、
「なぜ覚えられないのか」
「どうしたら覚えられるのか」
と考え、工夫をしていくでしょう。
そして、乗り越えていくのです。
また、これによって主体性・能動性が育まれ、
家庭学習を継続する力にもなるのです。
しかし、子供に練習させずに、
親が「すぐに説明・解説する」とどうなるでしょうか?
解りやすく、丁寧に教えることで何が起こるでしょうか?
その考える機会を奪ってしまうことになりますね。
せっかくの成長する機会を逸してしまうのです。
そのような受身的な子供は、
自ら成長するための意欲に乏しく、
勉強していても効果が薄いでしょう。
子供の成長を考えるなら、すぐに教えようとするのではなく、
子供が自分で考える時間を与えましょう。
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