今回も『学習ガイドライン』
について書いていきます。
2.家庭学習の基礎(2)
「まねする」
前回の続きになります。
間違って覚えていたことや忘れていたことを、
教科書、ノート、辞書、参考書などを使って調べると、
知りたかったことが載っているページにたどり着くはずです。
その後、まずはその箇所を読みますね。
そして、「そうそう、そうだった!」と正しいものを知ります。
しかし、ここで満足して教科書などを閉じてしまってはいませんか?
これでは、なかなかテストの点数には
結びつかないのではないでしょうか。
どういうことかと言いますと、
この正しいものを知ることは、「第一段階の学習」ですね
(『1.家庭学習の重要性(1)』参照 )。
つまり、知っただけで終わらせてしまうと、
「知っている」だけで「できる」かどうかは
分からないわけです(『1.家庭学習の重要性(2)』参照)。
新しいことを知るという「第一段階の学習」の後は、
必ず「第二段階の学習」を行い、
「できる」状態にすることが大切だということです。
その「第二段階の学習」の最初のステップが、
「まねする」ことなのです。
調べた箇所に書いてあることを「まねして」口に出してみましょう。
また、「まねして」ノートや紙に書いてみましょう。
黙読のように目だけを使うのではなく、
口、耳、手も使って、新しく知ったことを意識して表してみることです。
この自分で表現することが、次のステップで役に立ちます。
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